• 不安定な解を持つ線形方程式を解く
    ある種の線形方程式で解が予測と一致しないという現象。ちなみにこの種の問題(線形方程式)を解く製品で優秀なものがあるので計算してみたが、驚くべきことに全部一致しなかった。
    AP 関数 誤差総和
    MathematicaV5 LinerSolve 2.9211
    Mathematica2.1 LinerSolve 4.09E+03
    MATLAB V6 R12 bicg 3.1759
    bicgstab 7.6073
    cgs 8.3715
    gmres 3.8032
    lsqr 13.3724
    minres 3.4447
    pcg 3.1754
    qmr 4.7935
    symmlq 3.1746

    ここでの誤差というのは事前に知られている「解」との誤差だ。これを見るとMathematicaV5が最も良い成績である。とりあえずこの解を真とするとWCCTLはどうか?、これまたどれとも一致しなかった。誤差評価等を色々と工夫して、精度が落ちてきたとみなしたら多倍長計算に切り替える、といった工夫を入れてみた。すると不思議なことにMathematicaV 5と解はピッタリ一致した。という事で特異な症状の一例についてはかなり信頼できる結果が出せるようになった。と思うのだが…依然として正確な解は不明であるが少なくとも2系統のソフトは一致した解を主張しているのでWCCTLの解が正解と思っていいのでは?と思っている。
2004年06月26日 0時09分52秒

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